きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は京都競馬場でマイルチャンピオンシップが行われます。
3歳馬ミッキーアイルが4.8倍で1番人気、ワールドエースが5.9倍で2番人気、トーセンラーが5.9倍、フィエロが6.0倍、ここまでがひと桁オッズで、以下ロゴタイプ12.3倍、グランプリボス13.9倍、レッドアリオン15.7倍、クラレント16.1倍、グランデッツァ16.5倍とつづいています。

ダイワメジャーやウオッカがマイルG1で連覇を果たしていた時代が終わって以降、ここ数年のマイル路線を振り返ると、安田記念、マイルチャンピオンシップとめまぐるしく優勝馬が変わり、絶対王者というべき存在が不在の状態がつづいています。
そんな流れの中で、昨年はトーセンラーが優勝。春に3200mを走りマイル初挑戦での戴冠に、驚きとともにトーセンラーの新たな時代が到来したようにも受け取られました。

そのトーセンラーは今年3戦して未勝利で、安田記念では荒れた馬場だったこともあってか14着と大きく敗れてしまいます。
変わって登場したのが3歳馬ミッキーアイルで、NHKマイルカップを制覇し、初の古馬との一戦となった安田記念ではこちらも16着と力を出しきれずに終わるも、秋初戦のスワンステークスを完勝。改めて古馬も含めたマイル頂点に挑む形での今回のレースになります。3歳馬のマイルチャンピオンシップ優勝と言えば、タイキシャトルやアグネスデジタルを想い出します。
ミッキーアイルはマイル王の地位を手にすれば、主役としてマイル路線に新しい軸ができそうですが結果はどうでしょうか。

この秋のG1は、これまですべて重賞未勝利馬が躍進して優勝しています。
マイルチャンピオンシップではレッドアリオン、フィエロ、サンレイレーザーが該当します。
こういう特異な傾向は多く知られるようになると断ち切れてしまうこともありますが、果たしてマイルチャンピオンシップではどうなるか、そのあたりも注目してみたいと思います。

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