きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

京都競馬場で行われた女王決定戦エリザベス女王杯は、道中中団でレースを進めた2番人気のラキシスが、直線で先に抜けだしたヌーヴォレコルトを猛然と追いかけたラキシスが最後はクビ差捉えて戴冠を手にしました。ラキシスは4歳馬で昨年のエリザベス女王杯で2着に入っていた馬でしたが、重賞はこれが初制覇でした。

ラキシスはディープインパクト×Storm Catの血統です。昨年、この配合は牡馬牝馬ともにクラシックを賑わせました。同じ配合のラキシスは、2歳12月にデビュー。3歳春は2走してすみれステークスが8頭中6着、フローラステークスは11着に終わります。休養を挟んで古馬相手に完勝するも賞金不足で秋華賞は除外されクラシックとは無縁でした。1000万下を勝ち上がってエリザベス女王杯2着に入ったラキシスでしたが、今年はヴィクトリアマイルで15着といい状態に戻るまでには時間がかかっていた状況でした。

状態を立てなおして秋初戦のオールカマーで2着、そして今回のエリザベス女王杯での見事なレース内容でした。

2着に入ったヌーヴォレコルトも敗れはしたものの、強い競馬を魅せてくれました。春はまだハープスターにレッドリヴェールの話題に隠れた存在でしたが、牝馬路線を牽引していくポジションを固めたように思います。今後ハープスターとの再激突の機会が来るのが楽しみになりました。

昨年エリザベス女王杯優勝馬メイショウマンボは12着と大きく敗れてしまいました。復活なるかと2番人気に支持されていただけに残念な結果でした。

×