きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は現役最強牝馬を決めるエリザベス女王杯が京都・芝2200mで行われます。
牝馬クラシック戦線を戦い抜いてきた3歳馬と一線級の牝馬とが初めて激突するエリザベス女王杯。
同世代を中心に戦ってきた3歳馬たちにとっては、競馬の酸いも甘いも経験してきた古馬の強豪牝馬が相手となりますから、今までよりも厳しい戦いになるのは間違いなさそうですね。

経験豊富な古馬の方が有利と思いがちですが、ここ10年の傾向では、3歳馬5勝、4歳以上馬5勝と全くのイーブンとなっています。
過去のデータによると上位人気馬の好走が目立ち、さらに、面白いのが枠番ごとの勝率を見ると外枠の8枠から4頭もの優勝馬が出ていることでしょう。
これは京都競馬場の外回りコースでは、外目の方が内枠各馬の出方を見ながらスムーズな競馬ができるからでしょうね。

注目は復調の兆しがみられる昨年のエリザベス女王杯覇者のメイショウマンボでしょう。
昨年はオークス→秋華賞→エリザベス女王杯と立て続けに3つのGⅠを制しました。
本年は牡馬との対戦で結果を出し切れていませんでしたが、牝馬限定戦に戻る今回は絶対に譲れない1戦となるでしょう。

3歳世代の代表馬は、世代最強馬と評されるハープスターをクラシックの大舞台で打ち負かしたヌーヴォレコルトでしょうか。
秋華賞では優勝馬ショウナンパンドラの2着に惜しくも敗れはしましたが、直線外から豪脚を発揮し、クビ差まで迫ったその末脚は決して力負けではないことを表しています。

各世代からエリート牝馬が集うエリザベス女王杯で、現役最強牝馬の称号を手にするのは一体どの馬になるのでしょうか。

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