きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ダービーの翌週から新馬戦が始まり、今年も続々と未来を担う2歳馬がデビューを果たしています。

昨年は出足が遅れたディープインパクト産駒でしたが、今年はリターンラルク、エルノルテ、ハープスターら5頭が勝ちあがり2歳馬のリーディングサイヤーで首位となっています。ディープ産駒の独走が今年も続きそうな勢いです。

そのディープインパクト産駒を追って4頭の新馬勝ちを送り出しているのが、新種牡馬のマツリダゴッホです。

マツリダゴッホは、サンデーサイレンスのラストクロップで2007年の有馬記念で逃げるダイワスカーレットを馬場の内から抜き去り、一躍その存在に注目が集まるようになりました。中山マイスターとして得意とする中山競馬場では、オールカマー3連覇に、日経賞、アメリカジョッキーCCの重賞タイトルを手にしています。

マツリダゴッホの母ペイパーレインはアメリカで6勝あげた馬で、キーンランドセールから日本に輸入されました。半弟には1999年菊花賞を制したナリタトップロードがいます。

マツリダゴッホは3歳時、クラシックとは無縁でしたが、2歳新馬戦では道中楽に折り合い、勝負どころで他馬をマクって交わすとそのまま2着を7馬身ちぎってデビュー。早くから大人びた競馬を魅せた馬でした。

少し気が早いですが来月には中山競馬場での開催がスタートします。自身が得意としたその舞台で産駒達はどんな走りを魅せるのでしょう。楽しみが膨らみます。

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