きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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週中の水曜、木曜は海外競馬の話題をお届けしていますが、今週はまず日本ネタから。日曜の札幌日経OP2600mをセイカプレストが差し切りました。10頭立ての8番人気とまったくノーマークでの激走でした。祖母サンデーズシスは父ヘイロー、母ウィッシングウェルの血統、サンデーサイレンスの全妹にあたります。

ウィッシングウェルの娘は4頭が日本に輸入されていますが、これまでのところオープン級の活躍馬と言えば、次女ペニーアップの孫トーセンクラウン(父オペラハウス)がG2中山記念を勝ったのが最高の勲章です。セイカプレストの金星はそれに続く親孝行になります。

この牝系の弱点サンデーサイレンス系がつけられないこと。父馬もどちらか言えばマイナーな種牡馬が多いようです。このあたりに不振がちな現状が物語られているのでしょうが、幸いに4姉妹は総じて子出しが良く牝系の裾野を広げています。そろそろ一発、大物が現れてくれないでしょうか。

さて、先週の海外は仏ドーヴィルのモーリスドゲスト賞をムーンライトクラウドが3連覇の偉業で飾りました。イギリスから遠征した目下G1連勝中ののチャンピオン、リーサルフォースを寄せ付けない完勝ぶりは際立っていました。武豊騎手のシーキングザパールのレコードを破るオマケ付きです。

この後は連闘で今週のジャックルマロワ賞に挑むそうです。明日はそのあたりをウオッチングしようかと思います。

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