きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜、函館競馬場と小倉競馬場とそれぞれ2歳馬によるオープン競走が行われます。

函館競馬場のコスモス賞は14頭が揃いました。コスモス賞は札幌2歳ステークスへ向けた前哨戦の趣が強いレースで、昨年から8月のこの時期の開催になっています。過去の出走馬や勝ち馬には名馬が名を連ね、一昨年にはゴールドシップが圧倒的人気に応えて将来性をアピールし、2006年にはその後のオークス馬ローブデコルテもその才能の片鱗をこのレースで魅せていました。

さて今年はですが、サトノフェラーリ、リターンラルクのディープインパクト産駒の両頭が人気を集めそうです。

サトノフェラーリは、ディープインパクト×デインヒルの配合で、新馬戦では道中2番手で折り合いをつけゴーサインが出るとそのまま逃げ馬を2馬身半突き放しての完勝。レース運びのうまさも魅せました。

リターンラルクの方は、ディープインパクト×ノーザンテーストの配合で、新馬戦で圧勝し早くから完成度の高さを魅せたオーシャンエイプスの半弟になります。デビュー戦はやや興奮気味にスタートして後方からレースを進める形になるも、最後は大外からごぼう抜きで勝利。荒削りなレースながらも高いポテンシャルを感じさせる内容でした。

同じディープインパクトの血を受けながらもタイプが違うサトノフェラーリとリターンラルク。デビュー2戦目の今回はどんなレースをするのでしょうか?

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