きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週新潟競馬場で行われた2歳新馬戦では、期待が高いサトノアラジンが出走し、中団追走から直線で外に持ち出されそのまま2着に3馬身半差をつけてデビュー勝ちしました。

サトノアラジンはディープインパクト×ストームキャットとダービー馬馬キズナ、桜花賞馬アユサンを今年誕生させたいま話題の血統です。鞍上の戸崎騎手がまだ余裕で走っていたと語るくらいですから、まだまだ成長して走ってきそうです。

ストームキャットは現役時代は脚部不安に泣かされ不完全燃焼に終わるも、種牡馬入り後は欧州や北米ダートで多数のG1馬を送り出し大成しました。今年4月、30歳でこの世を去りましたが、後継種牡馬もジャイアンツコーズウェイを中心に活躍し、ストームキャット系としてその名を残しています。

ストームキャット産駒は日本にも輸入されましたが、活躍したのはシーキングザダイヤくらいでした。

しかし母父に入ったストームキャットは、ファレノプシス(父ブライアンズタイム)、メイショウボーラー(父タイキシャトル)を送り出し、最近ではロードカナロア(父キングカメハメハ)、キズナ(父ディープインパクト)、アユサン(父ディープインパクト)とG1馬を誕生させています。キズナ、アユサンの活躍でディープインパクト×ストームキャットの配合に注目が集まる中、サトノアラジンはこれからどんな走りを魅せてくれるのでしょう。

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