きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週で夏の暑さと共に白熱した夏競馬はフィナーレを迎えます。各サマーシリーズのチャンピオンが気になるところですが、まずは日曜日の新潟競馬場で行われる新潟記念に注目しましょう。

新潟記念はサマーマイルシリーズの最終戦であり、ハンディキャップレースという条件もあってか、2006年以降7年連続で3連単の配当が10万円を超える高配当が多く飛び出しています。先日行われた関屋記念とともに夏競馬の古馬重賞レースとして親しまれてきた本競走は1965年に創設され、秋の中長距離戦へ向けたステップレースとしての性質も合わせ持つため、層の厚いこのクラスからは一線級の実力馬たちが参戦してきます。

出走メンバー中、有力候補なのがアルゼンチン共和国杯京都記念と重賞を2勝し、JC・BCターフと世界最高峰のレースでも優勝こそできませんでしたが、好パフォーマンスを披露したトレイルブレイザーです。国際レースを経験し、力を付けた同馬の活躍に期待が高まりますね。

対するは数々のG1ホースを送り出してきたディープインパクトの初年度産駒ダコールでしょうか。芝1800-020-0mの重賞競走でコンスタントに上位争いを演じ、晩成ながら本格化を迎えそうな雰囲気があります。

他にも素晴らしい切れ味を武器に4勝を積み上げたフジキセキ産駒のアカンサスや牝馬クラシックレース全てに出走経験があり、今回は軽ハンデで出走できるサンシャインもいます。

過去10年の成績から上位人気馬が本来の実力を発揮出来ずに苦戦模様。上位人気馬以外の伏兵にも十分チャンスがありそうですね。

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