きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は東京競馬場で古馬の中長距離路線で活躍する有力馬たちが集結するアルゼンチン共和国杯が実施予定です。ライバルの多い中長距離路線で頂点を目指す競走馬にとっては、次の飛躍へ繋がるステップとして注目されています。

1963年に日本とアルゼンチンの友好と親善の一環として、アルゼンチンJCから優勝カップの寄贈を受けたことが始まりとされており、過去の優勝馬を見れば、2008年優勝のスクリーンヒーローは次走のジャパンCを制覇し、2010年優勝のトーセンジョーダンは、後に天皇賞(秋)をレコード勝ちします。優勝馬だけでなく、昨年5着だったオーシャンブルーは、次走の金鯱賞で重賞初勝利を達成した勢いのまま、同年の有馬記念で2着に好走しました。出世コースの登竜門的な本競走の重要性は、近年増してきたと言えるでしょうね。

今回も秋の飛躍を胸に誓った多数の有力馬が出走しますね。注目は昨年の覇者ルルーシュでしょうか。前走の札幌記念では重馬場の影響もあり、能力を発揮できませんでしたが、今回は相性の良い東京コース。昨年の同レースで見せた直線半ばで勝利を確信させるような強烈なパフォーマンスを再現できるか楽しみですね。

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