きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日少し話に出ましたヨハネスブルグですが、2009年に日本軽種馬協会が購入し、今年から産駒が中央でデビューしています。産駒の成績は好調なようで、2歳サイヤーランキングのデープインパクト、キングカメハメハに次ぐ、堂々3位に付けています。父父にはストームキャット、母父にはオジジアン、さらに母母父にはミスタープロスペクターと何とも魅力的な血統背景ですね。母の半弟にはテイルズオブザキャットがおり、この馬の産駒も近年輸入され、2010年産駒のエーシントップがJRA初重賞を制覇するなど、活躍が見られます。

産駒の活躍が著しいヨハネスブルグとテイルズオブザキャットですが、実は父系・母系が同じなんですね。ヨハネスブルグ産駒の活躍はもちろんのこと、テイルズオブザキャットの産駒も中央でこれまでに36頭が出走し、25頭が勝ち上がっており、約70%の驚異的な勝ち上がり率を記録しています。活躍馬にはシンザン記念やニュージーランドTを制したエーシントップや米G1を7勝したジオポンティがいます。ジオポンティは栄誉あるエクリプス賞部門賞を2年連続で受賞していますから、種牡馬として今後の活躍が期待されますね。

サンデーサイレンスの後継として確固たる地位を築いたディープインパクトや日本を代表する種牡馬とヨハネスブルグやテイルズオブザキャット等、新たな血脈とが競合することで、未来の日本競馬を盛り上げ、世界に匹敵するような競走馬が現れるような気がしてきませんか?

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