きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今日は京都競馬場でエリザベス女王杯が行われます。天気はあいにくの雨模様となりそうです。

牝馬クラシック二冠のメイショウマンボが1番人気、ついでヴィルシーナ、デニムアンドルビーとなっています。いずれも単勝4倍台で差のないオッズです。2009年のエリザベス女王杯ではクィーンスプマンテとテイエムプリキュアが大逃げをうち、見るものを驚かせたレースを披露しました。翌年にはイギリスとアイルランドのオークス馬スノーフェアリーが驚愕のレースで牝馬三冠のアパパネを一蹴。スノーフェアリーは翌年も来日し、連覇を達成しました。

去年のエリザベス女王杯は、雨に見舞われたレースでした。ドロドロの馬場状態の中で力を発揮したのがレインボーダリアでした。父ブライアンズタイムの生前に最後の勲章を贈ったレースでもありました。

血統といえば、先日13歳とまだ若くして亡くなった種牡馬オレハマッテルゼの仔ハナズゴールがエリザベス女王杯に出走してきました。オレハマッテルゼは2006年の高松宮記念優勝馬で、短距離を中心に活躍してきた馬ですから、得意の舞台とは言いがたいでしょうが、前々走のオールカマーでは差のない6着、前走の府中牝馬ステークスでは9着と着順こそ悪いものの着差は先頭から2馬身とそれほど大きく離された内容ではありませんでした。亡き父の想いを背負った走りをぜひ魅せてください。

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