きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週は3歳牝馬クラシック2冠のメイショウマンボが好位から鮮やかに抜け出し、初対決となった古馬との戦いを物ともせずに勝利しました。変わって今週は同じ京都の舞台で秋の中距離王者を決めるマイルCSが行われます。安田記念を制したロードカナロアが12月の香港国際競走へ向かうために今回のマイルCSの登録馬にはないものの、今回のレースも面白くなりそうな顔ぶれが勢ぞろいしています。

今回の出走メンバーの中でも注目は、ダノンシャークでしょう。安田記念では12番人気の低評価でしたが、優勝馬ロードカナロアから0秒1差の3着と大健闘し、周囲の評価を改めさせるレースでしたね。マイルの王道をひた走ってきた同馬は京都金杯を皮切りにマイル重賞5戦2勝2着1回、3着2回と安定した成績を残しています。前走は馬体重を12kgも減らした状態での優勝は圧巻の一言。マイルのプロフェッショナルとしてライバル達をどう迎えるか楽しみです。

これに対するは同じくマイル重賞で実績のあるクラレントや2012年優勝サダムパテック、昨年の3歳マイル王者のカレンブラックヒルも久しぶりに参戦してきます。ダークホース的な出走馬といえば、武豊騎手が騎乗予定のトーセンラーでしょう。3歳時はクラシック路線で、古馬となってからは中長距離路線で活躍をしています。1600mは初めての距離ですが、京都外回りのコースでは3勝と相性を考慮しての出馬だけあって、なにやら陣営も自信ありげですね。

トーセンラーがG1を初制覇し、武豊騎手の連覇に花を添えるのか、それともライバルの有力馬たちがそれを阻止し、新たなマイル王者が誕生するのか、どちらにしてもトーセンラーと武豊騎手のタッグが台風の目になりそうな予感がします。

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