きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先週東京競馬場で行われた東京スポーツ杯2歳ステークスはレコードタイムの決着でした。昨年コディーノが記録したタイムを0秒1上回る走りでイスラボニータが完勝。2着にはホッカイドウ競馬から参戦したプレイアンドリアルがイスラボニータにクビ差まで迫りました。

プレイアンドリアルは父デュランダル×母父ティンバーカントリーの血統です。父デュランダルはスプリントからマイル路線で走った馬で、レースは常に最後方のディランダルポジションで進め、直線で一気の末脚で前を走る馬を斬り裂く走りを魅せました。

スプリントG1・1着1回 2着3回、マイルG1連覇の勲章を手に種牡馬入りしたデュランダルは、オークス馬エリンコートにフラガラッハ、ジュエルオブナイルの重賞馬を送り出します。種牡馬としての今後が期待されていたデュランダルでしたが、今年7月に他界。14歳でした。

プレイアンドリアルはそのデュランダルの血を受け継いだ馬で、中央でも遜色のない走りを魅せてくれました。今後は川崎競馬に移籍して厩舎を転厩し、12月15日の朝日杯フューチュリティステークスを目指すようです。父デュランダルは中山を苦にしなかった馬ですから、プレイアンドリアルの走りにも期待ができそうです。

さて今週で東京と京都開催は最終週です。東京競馬場ではジャパンカップが行われます。海外からの参戦は3頭となりましたが、ジェンティルドンナにゴールドシップと4歳実力馬が登場、昨年優勝したジェンティルドンナがジャパンカップ連覇の偉業に挑みます。ジャパンカップ創設以来の初の快挙達成となるでしょうか。

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