きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ジャパンC出走の外国馬、実力のほどはどうなんでしょう?メルボルンC勝ちのデューナデン、アスコットゴールドC2着のシメノン、どう考えてもスタミナ寄りのステイヤーですね。2400mを主戦場にしているジョシュアツリーは、カナディアンインターナショナルSに4年連続で出走し、3勝2着1回、ウッドバイン2400mは鬼の様相です。

ではこのレース、どれくらいの価値を持っているのでしょう?IFHA(国際競馬統括機関連盟)という団体が世界中のG1の過去3年のレースレーティングを集計してベスト50ランキングを発表しています。ダントツの1位は英チャンピオンSですが、これは昨年のフランケルの高評価が影響したものです。日本ではジャパンCが10位にランクインしています。しかしカナダのG1レースはどこにも見当たりません。レベルとしてはあまり高いという印象はありません。2010年のジャパンCではローズキングダムの10着でした。大きな期待は無理かも、という気がします。

注目したのは半弟が日本に輸入されているからです。松田国英厩舎からデビューしたシンガンがその馬。父がモンジューからインヴィンシブルスピリットに代わりスピードが強化されたのか、レースに慣れた3戦目で鮮やかな変わり身を見せ勝利をもぎ取っています。この先も楽しめそうな逸材と評価されているようですね。母は米8勝の実績馬でG3の勝ち鞍があります。リーディングを独走するディープインパクトの強敵は、案外こういう外国産の良血馬だったりするのかも?

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