きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は阪神競馬場でジャパンカップダートが行われます。この名前でのレースは今年が最後になります。来年からはチャンピオンズカップに生まれ変わり、開催場所も中京競馬場に移して行われます。

ジャパンカップダートはこれまで13回の歴史を数えます。国初のダートの国際招待競走として2000年に誕生したジャパンカップダートですが、24頭の外国馬が来日し外国馬招待馬の優勝は2003年のフリートストリートダンサー1頭のみで、日本馬の独占状態です。

初代王者のウイングアローをクロフネが7馬身ちぎりただただその強さに唖然とさせられたのが第2回大会でした。このレースには、全米最強の呼び名が高いリドパレスが来日し、クロフネにつぐ2番人気に支持され、クロフネとの激突にも期待が高まっていました。結果8着に終わり、リドパレス以上の期待を集める外国招待馬の参戦は以後なく、国際招待競走としてはいささか物足りない外国馬の参戦状態がつづきました。

今年は米国からパンツオンファイア1頭の参戦です。外国からの参戦は4年ぶりです、パンツオンファイアはサンタアニタダービーで今年のBCクラシックの勝ち馬ムーチョマチョマンを破る金星で挙げています。前走のBCダートマイルは7着でしたが、米国で重賞4勝。G1勝ちこそないものの大舞台の経験豊富で、今年最後の最後でジャパンカップダートの歴史に外国馬の名前を刻むことはできるでしょうか。

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