きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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牝馬優勢の中で朝日杯フューチュリティSは外国産馬へニーヒューズ産駒アジアエクスプレスが一矢を報いました。しかし血統的にはマイルあたりが良さそうで、クラシックとなるとちょっとどうかな?の印象です。

牝馬勢は相変わらず意気軒昂で評判馬が目白押しです。正月競馬の京都・福寿草特別2000mにはビワハイジの大物サングレアルが出走を予定しています。果たして姉ブエナビスタの領域に迫れるのでしょうか。注目という意味では国枝栄厩舎のアスコルティもかなりな大物感を漂わせています。

父が世界的成功を収めているデインヒルダンサー。母リッスンは2歳牝馬G1フィリーズマイルを勝ち、同モイグレアスタッドSを全姉セコイアともども制覇しています。そのセコイアはキングマンボとの間に英愛2000ギニー、セントジェームズパレスS、サセックスSとマイルG1を4連勝したヘンリーザナヴィゲーターを産んでいます。また半姉の孫には今年のBCターフを制したマジシャンがいます。非常に優秀で活気あふれる牝系と言って差し支えありません。1歳と当歳にディープインパクトの弟と妹がいます。先々も含めてリッスンには高齢の名繁殖牝馬ウインドインハーヘアの跡継ぎくらいの思いが牧場関係者にはあるのでしょうね。

父系からも母系のファミリーを眺め渡しても、マイルくらいが良さそうで桜花賞の伏兵になるのかも?厩舎の先輩アパパネのように牝馬三冠は今年の牝馬の世代レベルを考えると難しいでしょうが、マイル路線で出世街道を歩んでくれると嬉しいですね。それにつけても、こうした良血牝馬がどんどん増えるのは日本競馬の明るい未来を予感させてくれるようです。

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