きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

昨日の中山金杯はマル地馬2頭に注目していたのですが、明暗を分けるというか、アドマイヤコスモスには気の毒なことになってしまいました。回復を祈るしかありません。

勝ったフェデラリストは名牝ダンスパートナーの息子、G1馬を輩出し続けている一族ですが、ダンスパートナー産駒としては重賞初勝利です。ここまで産駒のグレードレース勝ちがなかったのが、ちょっと信じられない気持ちですが、何よりでした。おめでとうございます。

実はこの馬も被災馬だったらしいですね。新馬戦の後に骨折で未勝利挑戦も棒に振り船橋へ、緒戦を勝ち、中央復帰へのハードルである2勝目を、と思ったところで大震災、船橋競馬は開催中止に。やむなく園田に転厩して2勝目を飾ることになります。

《復興》をめざす年の初めの重賞レースにこういう数奇な運命を乗り越えてきた馬が勝つのは何とも嬉しい気分です。ぜひ《復興》のシンボルとして活躍を続けてください。

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