きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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怪物フランケルの主戦トム・クウィリー騎手が、短期免許で日本にやって来るそうです。昨年イギリスでリーディングトレーナーに輝いたサー・ヘンリー・セシル厩舎の大黒柱でもあり、本場仕込みのパワフルな騎乗がとても楽しみです。

フランケルはデビュー以来9戦9勝と無敗街道を走っていますが、そのすべてで鞍上にいたのがクウィリー騎手です。これまでマイル以下の距離でケタ違いの速さを見せてきました。

今年は10ハロン前後の中距離にトライするプランもあります。このカテゴリーもこなしてしまうようだと、史上最強馬の声もかかりそうです。少なくともシーザスターズを追い抜いて、今世紀最強ということにはなるのでしょうね。

クイーンエリザベス2世Sでポエッツヴォイスに騎乗したデットーリ騎手は呆れ顔で語ったものです。《僕のもいい馬だが、フランケルに勝とうと思ったら5分は早くゲートを出ないと無理だろう》と。もちろん欧米人一流のジョークですが、それほどフランケルの強さが図抜けているのでしょう。

この歴史的名馬の主戦クウィリー騎手に日本の競馬はどう映るのでしょうか。機会があれば聞いてみたいものです。

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