きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週の中山メインAJC杯が豪華メンバーになりそうです。まずは名牝エアグルーヴを母に持つ超良血ルーラーシップ、久々の有馬記念を4着にまとめました。この馬がまだG1を勝てないのが不思議なくらいです。G2は2戦2勝と負け知らずですから今度も勝ち負けでしょうか。

良血馬と言えば姉ブエナビスタ、妹ジョワドヴィーヴルと2頭のG1牝馬に挟まれた格好のトーセンレーヴ。デビュー以来、鞍上はすべて外国人騎手という変わり種です。でも不運というか、春はダービーの権利取りに連闘など押せ押せのローテーションが響いたようです。さあこれからという鳴尾記念は心房細動で出走回避、なんだか“悲運の貴公子”みたいになってきました。年が代わって心機一転となるのでしょうか。

対して、とても良血とは言い難いナカヤマナイト、ブラックタイプを遡っても、祖母ツバキヒメの半兄ウィニングスマイルがスプリンターズS(当時G2)と根岸Sを勝っているくらい。

でもフランス遠征から帰っての充実ぶりは目を見張らせます。前走ディセンバーS1800mは末脚が切れすぎたので中距離馬では?という“疑惑”も出てきていますが、本当はフランスではなく完調で菊花賞に挑んでいたら、ひょっとしてオルフェーヴルの三冠はなかった?と妄想を膨らませる雰囲気を漂わせています。

ナカヤマフェスタと同じ和泉信一さんの愛馬ですが、最初はフェスタ同様にお嬢さんの信子さんの所有馬でした。宝塚歌劇好きの信子さんのナイト(騎士)、素敵な馬名です。フェスタに続いて天国へ朗報を届けられると嬉しいですね。

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