きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

今週の注目馬はワールドエースかもしれません。土曜京都6Rの若駒S(芝2000m)に出走予定ですが、これが父の蹄跡をなぞるようなローテーションだからです。父とは無論、ディープインパクトです。

ご存じのようにディープインパクトは新馬、若駒Sを連勝、弥生賞、皐月賞、ダービーと進撃を続け、秋には無敗のまま三冠の栄光を戴冠しています。父・泰郎調教師と稀代の名馬がたどった道をともに息子同士の池江泰寿調教師と1頭の若駒が走ります。ドラマでもなかなか見られない舞台設定です。

こだわったオシャレな馬名の多いサンデーレーシングさん、今回は分かりやすいというか、実にベタなネーミングです。想像するに、めざすところがハッキリしているからでしょう。ベタな馬名をベタに直訳すれば世界王者、血統的にも世界水準で見ても胸を張れるものです。有数のホースマン集団と若きトレーナー、そして若駒の眼には、凱旋門賞のゴールが見えているのでしょうか。

ちなみに来年の凱旋門賞はロンシャンの改修工事でシャンティ競馬場で行われます。ロンシャンの仇をロンシャンで討つためには、ある意味、今年のワンチャンスだけかもしれません。

かなり先走ったお話をしてしまいました。まぁ、でも夢を見られるのが競馬の素晴らしい特権、願わくば夢が少しでも長続きしますように。

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