きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ちょうど2ヶ月後の3月31日に行われるドバイワールドC、ドバイでは宗教上の制約から馬券は発売されませんが、ヨーロッパのブックメーカーは熱さを増しています。まぁ、平地競走はシーズンオフという事情もあるのでしょうが。

3倍から4倍見当の1番人気にソーユーシンクが推されています。オーストラリアで頭角を現しアイルランドに転籍、昨季は厳しいローテーションで最後は息切れしましたが、2000m級のレースでの強さはチャンピオンクラスの馬です。

もともとヨーロッパの超一流が参戦するのは珍しいレース、97年シングスピール、06年エレクトロキューショニストが結果を出し、02年は凱旋門賞馬のサキーが3着でしたが、これらはゴドルフィン所属で準ホームのようなもの。しかし一流馬が参戦すれば敵地でも勝負になるでしょう。

今回のソーユーシンクのようにゴドルフィンの宿敵、クールモアが半分の権利を持つ馬が挑戦するのは珍しい?そういう意味でも注目されているのでしょうね。

さて、これに続く2番手グループに急上昇してきたのが、先日の川崎記念を圧勝した日本のスマートファルコン、米代表ケンタッキーダービー馬のアニマルキングダム、南アフリカの新星ボールドシルヴァノなどがライバルです。トランセンドは少しだけ人気では遅れを取っています。

昨年は日本のヴィクトワールピサ、一昨年はブラジルのグロリアデカンペオンとずいぶんと国際色豊かなレースになっています。今年はさらに楽しめそうな顔ぶれになってきましたね。

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