きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今日から2月、古称で如月(きさらぎ)ということになります。きさらぎは“着更着”が由来といわれます。寒さのため、さらに衣を重ね着するところからきています。今年も日本列島に冬将軍が襲来し、今週は各地で大雪が予想されています。お気をつけください。

さて、如月の声を聞くと競馬ファンにはきさらぎ賞ですね。86年までは中京競馬場で開催されていて、関西の有力馬にとって左回り適性を測るレースでした。いわば“東上”へ向けての試金石の意味合いがありました。京都に移設されて以降もこの性格は変わらず、とくにダービーとは縁の深いレースになっています。

昨年は3着オルフェーヴル、4着ウインバリアシオンでしたが、この両馬はダービー、菊花賞でワントゥーを決めています。過去10年でメイショウサムソン、ネオユニヴァースを加え、3頭のダービー馬を輩出しています。

ダービー2着馬となると年代の古い順に、ハーツクライ、アサクサキングス、スマイルジャック、リーチザクラウン、そしてウインバリアシオンと実に5頭も出しています。10年で半分の確率ですから、これはかなり凄いことです。シックスセンスやドリームパスポートなんかも何気に3着、きさらぎ賞出走馬はダービーで目が離せない、そんな競馬金言が生まれそうな勢いですね。

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