きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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明日から3日間、カタールのアルライアン競馬場で見習ジョッキーの国際招待競走が開催されます。日本からは国分優作騎手が参加します。

カタールというと、サッカーの“ドーハの悲劇”が思い浮かぶくらい?2022年にはワールドCが開かれることが決まっています。でも、競馬においても近年は国際的な重要度を高めています。豊かな石油資源、埋蔵量世界一の天然ガス、いわば“オイルマネー”をスポーツ振興に注ぎ込んでいる形です。

凱旋門賞の継続的なスポンサーはこの国であり、昨年からスタートしたイギリスのチャンピオンシリーズ、これもカタールのバックアップなしには誕生しませんでした。理由は『エリザベス女王と気軽に話せるから』だそうです。まぁ、面倒くさい外交ルートでゴチャゴチャやるより、アスコットの貴賓席で談笑する方がスマートですね。

こうしたヨーロッパの伝統的なレースを支援するだけではなく、最近では強いサラブレッドづくりにも熱心です。フランスからトレードしたデューナデンという馬が、昨年のメルボルンCと香港ヴァーズの国際G1を連覇しました。レースの格としては一流馬の仲間入りと言って良さそうです。

一昨年のジャパンCで外国馬最先着したジョシュアツリーとか、エイダン・オブライエン厩舎のベートーヴェンとか、それなりにネームバリューのある馬が移籍しています。そのうち、カタール調教馬が大活躍する日が来る?

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