きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今日は中山競馬場で名物レース中山グランドジャンプ、海の向こうのイギリス・リヴァプール近郊のエイントリーで障害レースの最高峰グランドナショナルが行われます。ハンデ戦のためG3に格付けされていますが、このレースの勝ち馬こそ世界の障害王なのは疑いありません。

よく知られているように7242mの長丁場に16個の障害が置かれ、延べ30回の飛越を繰り返す世界一過酷なレースで、勝ち馬より何頭完走するかが話題になったりしますね。今年は出走可能の上限40頭がゲートインを待っています。

さて、グランドナショナルが終わると、ヨーロッパはいよいよ本格的な平地シーズンに突入します。今年は多くの有力馬が現役を続行し盛り上がりそうです。9戦9勝の無敗街道を突っ走る怪物フランケルは先日の調教中に軽い外傷を負ったということで心配ですが、無事なら来月19日のマイルG1ロッキンジSからスタート、その先には19連勝中の女傑ブラックキャビアとの直接対決が8月1日のサセックスSで実現するかもしれません。

レーススポンサーのカタールの投資会社は対決実現なら総賞金を30万ポンドから100万ポンドに増額すると発表、世紀の大一番への期待がグングン盛り上がっているようです。今年も素晴らしいシーズンになると良いですね。

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