きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ちょっと気が早過ぎるのですが凱旋門賞の話題です。というのも発表され始めたブックメーカーのオッズに向こうのホースマンの価値観が反映されていると思ったからです。

現在の1番人気は先週の2000ギニーを勝ったキャメロットの4倍、距離延びて凄みを増しそうなだけに順当な評価でしょうか。昨年の勝ち馬デインドリームが10倍ちょっとで2番人気、これと並ぶようにオルフェーヴル、ルーラーシップの名があります。オルフェーヴルは大敗した天皇賞の結果に関わりなく、香港のクイーンエリザベス2世C勝ちのルーラーシップはその実績を認められて、ともに高く評価されたということです。

3200mのマラソンレースはそこで勝とうが負けようが、2400mのレースを考える上では対象外ということでしょうか。香港のG1にはヨーロッパの馬も多数出走しますから、それらを物差しにして評価がしやすいこともありそうです。いずれにせよサラブレッドの強弱を判定する場合、天皇賞は世界の基準からちょっと外れたところにあるようです。

さて、話は凱旋門賞に戻りますが、キャメロット、デインドリーム、オルフェーヴル、ルーラーシップ、これらに次いでビューティーパーラーが評価を受けています。

フランスで走っているディープインパクト産駒、現在3戦3勝で今週の仏1000ギニーの本命候補に推されています。同日の仏2000ギニーの本命ダビルシムはハットトリック産駒、こう見てくると日本がらみの馬が大浮上、そんな印象です。ちなみにデインドリームは吉田照哉さんが半分の権利を持ち、来年には社台ファームで繁殖入りするでしょうから、戸籍上の半分は日本の馬みたいなものですね。ヨーロッパで日本馬がクローズアップされる年になるかも。

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