きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ビワハイジが産駒5頭目の重賞勝ち馬を出しました。昨日のエプソムCの覇者トーセンレーヴです。半姉ブエナビスタ、全妹ジェンティルドンナに挟まれて少し肩身の狭い思いをしていましたがやっと宿願成就です。

最近ではアーバンシーがガリレオ、シーザスターズなど4頭の重賞勝ち馬を出して名牝の誉れを高くしていますが、世界は広いものでアシリという牝馬は6頭の重賞勝ちを送り、そのうち5頭はG1を合計12勝しています。唯一G1を勝てなかった長男ダンシリは種牡馬として大成功、凱旋門賞馬レイルリンク、キングジョージのハービンジャーと底力あふれる大物を次々と輩出しています。

さて、この兄弟たちはジュドモントファームの生産馬で次女のヒートヘイズを除いてはすべてがデインヒルとの配合、ヒートヘイズもダンチヒ直仔グリーンデザートですからきわめて近しい関係で相性の良さは抜群です。

6頭は牝馬と牡馬が3頭ずつ出ていますが、この自慢の娘たちの花婿に選ばれたのがエンパイアメーカー、しかし結果がともなわず3頭中1頭が1勝を上げたのみ。このあたりにエンパイアメーカーが日本に売られた背景が潜んでいたのかもしれません。ハービンジャーも来年には産駒がデビューします。競馬の神様のさじ加減、さてどう出るのでしょうか?

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