きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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9日、北海道苫小牧市・ノーザンホースパークで、「セレクトセール2012」の初日が開催されました。

セレクトセールは、これまでディープインパクト、キングカメハメハ、ディープブリランテのダービー馬をはじめ多数の活躍馬を送り出している日本最大のセリ市になります。1歳馬のセリとなったこの日、242頭が上場され202頭が落札され馬主の手に渡りました。

初日の目玉となったのは「アドマイヤキラメキの2011」で母の半弟にトーセンジョーダン(天皇賞・秋レコード勝ち)、トーセンホマレボシ(京都新聞杯レコード勝ち)がいる血統で、最終的には1歳史上4位タイとなる2億5000万円の値がつき、「トーセン」の島川隆哉氏の落札となりました。この血統から「行くしかない」と思われていたようです。

ほかにも、秋華賞馬レッドディザイアの半弟「グレイトサンライズの2011」(父ディープインパクト)、ブリーダーズCディスタフなど米G1を11勝し02年の米年度代表馬に輝いた名牝アゼリの仔(父ゼンノロブロイ)、半兄にきさらぎ賞の勝ち馬で今年の牡馬クラシック戦線の中心馬ワールドエースがいる「マンデラの2011」(父ネオユニヴァース)など将来が期待される有力馬が落札されました。

2日目となる10日は、当歳のセリが行われます。いま注目を集めているエンパイアメーカー産駒や新種牡馬ハービンジャー産駒、オークス馬スマイルトゥモローの牡駒(父ディープインパクト)などが上場される予定となっています。初日以上の熱気に包まれそうですね。

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