きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日行われた1000mダート電撃戦習志野きらっとスプリントは地方競馬の女王ラブミーチャンが昨年に続き連覇を決めました。出負け気味で中団からの競馬になりましたが直線では昨年の2着馬ジーエスライカーとの一騎打ちを競り落としました。こういうレースができると楽しみが膨らみます。秋のスプリント戦線で打倒中央勢の旗手になってほしいですね。

さて今夜、ディープブリランテがアスコットを走ります。フランスのクラシック馬ビューティーパーラーを新しく管理するヘンリー・セシル調教師はディープインパクト産駒の彼女をマイラーと見立てているようですが、昨日お話ししたように、ブリランテの血統表からはキングジョージ適性が色濃く見られディープインパクトの新生面を開くかもしれません。

しかし何とも気になるのはダービーとオークスの比較。ご承知のようにオークスを勝ったジェンティルドンナはブリランテよりコンマ2秒も早くゴールを駆け抜けました。ペースも前半1000-059-1とピッタリ同じでした。上がり3Fはダービー36秒1、オークス35秒7でした。ジェンティルドンナの飛び抜けた強さは良く分かります。ブリランテもダービーを勝つのだから強いには強いのでしょうが、どの程度強いのか判断に苦しむ面を残したままです。

アスコットコースに集った相手はかなり強いですね。連覇を狙うナサニエルはアスコット12Fは2戦2勝の申し子、馬場状態を選ぶようなところがありますが、今季絶好調のゴスデン調教師が送り出して来る以上は好勝負!マイケル・スタウト調教師、ライアン・ムーア騎手のワークフォースで凱旋門賞制覇したコンビのシームーンは12F3-1-0-0のチャンピオンディスタンスに滅法強い馬ですね。

彼にBCターフで土をつけたセントニコラスアベーは名門エイダン・オブライエン厩舎のエース格。10Fなら引退したソーユーシンクでしょうが12Fならこちら。19歳のジョセフ・オブライエン騎手の若武者ぶりも楽しみですね。今季すでにG1を8勝、オブライエン師の子息で馬に恵まれたとしても、なかなか勝てるものではないでしょう。

他では吉田照哉さんが半分の権利を持っているデインドリーム、ご存じのように昨年の凱旋門賞馬、復活がなるでしょうか。ブラウンパンサーはサッカーのマイケル・オーウェン氏の愛馬、話題性も豊かなキングジョージ6世&クイーンエリザベスSです。

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