きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日の新馬戦、札幌では牝馬のラトーナが逃げ切り、新潟では牡馬シェイクザバーレイが好位から抜け出しました。ともにいわゆる持ち込み馬のカテゴリーに属します。

ラトーナは父ダンシリ、母父ダイイシスという血統。ダンシリは今や大種牡馬の域に達していると言って良く、今季も産駒がヨーロッパ重賞戦線で大暴れしています。デインヒル系らしく代表産駒のレールリンクが凱旋門賞、ハービンジャーがキングジョージを勝ったかと思えば、スプリントで能力を全開させるタイプもいて、配合により気性により多様な個性を輩出しています。

シェイクザバーレイは父がデュークオブマーマレード、ダンシリと同様にデインヒルの直仔にあたります。母父ガリレオ、祖母父ダルシャーンと典型的な欧州血脈です。こうした血統が新潟のマイルを軽々と走るのですから、末恐ろしい将来性を秘めているのかもしれません。

さて、ラトーナはノーザンファームの生産馬で1歳の半妹はディープインパクトの血。白老ファーム生産のシェイクザバーレイにもディープインパクト産駒の半弟がいます。つまり両馬の母たちはディープのお嫁さん候補としてはるばる日本にやって来たサラブレッドだったのです。ディープインパクト時代は長く続きそうですね。

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