きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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お盆休みは帰省先で同窓会という方もいらっしゃいます。懐かしいあの顔この顔、元気がいっぱい貰えますね。さて、今日の新潟メインG3関屋記念は、二重の意味での“同窓会”レースになります。

2005年生まれの7歳馬、レインボーペガサス、スマイルジャック、レッツゴーキリシマは3歳時からライバル同士でした。きさらぎ賞はレインボー1着、スマイル2着、キリシマ4着、スプリングSはスマイルが勝ち、レインボー、キリシマは着外。あれから4年、この3頭はまだライバル同士です。消長の激しいサラブレッドの世界では稀有なことです。

09年にスマイルが関屋記念を制覇すると、翌年はキリシマ、昨年はレインボーが続きました。関屋記念優勝馬同士の“同窓会”という意味合いもあります。同一重賞を同一世代が3連覇というのも珍しいのですが、4連覇となるとさらに難しくなります。ともに人気は薄いようですが頑張ってほしいものです。

連覇を狙うレインボーペガサスは休養明けの一戦ですが、もともと気性的に燃えやすい馬で使い込むよりは、久々の方が走るタイプだったりします。ここが狙い目?スマイルジャックはちょっと衰えを感じさせ近況ですが、前走着順がアテにならない一発駆けが得意の馬です。メンバー構成からは一概に無視できない気がしています。レッツゴーキリシマは先手必勝、展開に注文がつきますが、意外性あふれる走りでハラハラドキドキさせてくれます。4年越しのライバルたちの激闘を楽しませてもらいましょう。

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