きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は、札幌で札幌記念。小倉で北九州記念と2つの重賞が予定されています。

今日は、日本最南端の中央競馬場である小倉競馬場で行われる「第47回テレビ西日本賞北九州記念(GIII)」に注目してみましょう。

小倉競馬場の芝1200mで行われる本競走は、創設当初は芝2000mで始まり、69年の1800mを経て、06年に現在の距離に短縮されました。夏のスプリントシリーズを盛り上げる重要なレースで、スプリンターズSへのステップレースの1つとしても知られています。本レースからスプリンターズSを優勝した競走馬は、第42回アストンマーチャン、第43回スリープレスナイトの2頭です。

第43回で優勝したスリープレスナイトは前走のCBC賞で初重賞を挙げると、そのままの勢いで、北九州記念・スプリンターズSと重賞3連勝し、初のG I 戴冠を達成したのです。スリープレスナイト自身は、1400m以上は一度も優勝していないのに対して、1200mでは芝・ダートを問わず12戦9勝2着3回と、連対率100%を誇るまさに生粋のスプリンターでした。

今回の出走予定馬では、サマースプリントランキング単独4位につけているエーシンダックマン。鞍上が武豊騎手に戻り3歳馬ながら優勝を狙うダイワメジャー産駒のエピセアローム。4ヶ月ぶりの復帰戦となったアイビスSDでポイント加算し、ランキング7位につけているエーシンヴァーゴウ。

ポイントランキングの上位は僅差。上位馬は、しっかりポイント加算してシリーズ優勝を盤石のものとするか。または、残り3戦での大逆転劇が見られるのか。

普段とは違った角度からレースを観戦したら、いつもと違う競馬の醍醐味を発見できるかもしれませんね。

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