きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2012.10.10

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凱旋門賞で2着に惜敗したオルフェーヴルが本日10日、フランスから日本の地に帰国するようです。オルフェーヴルの次走については、有馬記念、あるいは順調であればジャパンカップとの報道も見受けられます。

ロンシャンの最後の直線で、それまで後方にいたオルフェーヴルが鮮やかに先頭へ立ったときは、世界の舞台で強さを魅せつけるオルフェーヴルに感嘆し、このまま何馬身ちぎるのだろう、そんなことまで夢想させてくれました。実際3着以下を7馬身以上も前を走っているのですからそれだけでも凄いことです。

スミヨンはレース後「簡単に先頭に立ってしまった」とオルフェーヴルの走りを振り返っています。予測不能な“神脚”を使ったオルフェーヴルの凄さは世界の名手スミヨンにも誤算だったのでしょう。

オルフェーヴルはフランス語で「金細工師」を指し、その職業の歴史は紀元前より創られてきました。ときに金細工師は、王室より金を渡され純金の王冠をも創造したと伝えられています。ルネッサンスの時代には、金細工師の子ロレンツォ・ギベルティが聖ジョバンニ洗礼堂の門扉を作り上げ、父から金細工と芸術の基礎を学んだアルブレヒト・デューラーは、東方三博士の礼拝、アダムとエヴァなど多数の芸術作品を世に残しました。

帰国したオルフェーヴルは、このあとどのような歴史を刻むのでしょうか。物語の続きをこれからもワクワクしながら楽しみたいと思います。