きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2012.10.13

ようこそいらっしゃいませ。

来週20日は世界が注目する無敗のフランケルの引退レース、チャンピオンSをメインにチャンピオンズデーが開催されます。早々とチケットが完売するなど大変な盛り上がりですが、特別な日を沸騰させるサプライズが発表されました。エリザベス女王陛下がご来臨されるのだそうです。

今夏のロンドンオリンピックの開会式にバッキンガム宮殿からヘリコプターで会場に駆けつけ国旗を模したパラシュートで降下したのち(実はスタント)、貴賓席に本物が登場するという世界をびっくり仰天させた女王陛下。文句なしに2012年最高のパフォーマンスだったと思います。

当日ご自身の名を冠したクイーンエリザベス2世Sでは表彰式でプレゼンターをお務めになるそうですが、実は愛馬カールトンハウスがこのレースに登録しており、この馬が勝っちゃったらご自分でご自分を表彰するのでしょうか?ちなみにこの馬、昨年のダービーで1番人気3着でした。フランケルのいないレースなら勝ち負けの実力を秘めています。

さて、そのフランケル、13戦13勝、G1は8連勝中です。8連勝はロックオブジブラルタルのヨーロッパ記録を塗りかえ、9連勝となるとゼニヤッタの世界記録に並びます。ただしゼニヤッタは9勝中8勝が牝馬相手のもので、中身の濃さは既に凌駕しているといって過言ではないでしょう。

1週間前のブックメーカーのオッズは1.1倍と断然です。ディフェンディングチャンピオンのシリュスデゼーグルが続き、3番手には凱旋門賞を回避したナサニエルの名前が見えます。この馬、デビュー戦でフランケルと対決した経緯があります。同じガリレオ産駒同士の戦いで半馬身差2着に敗れていますが、この着差はフランケルにとっては生涯最小です。

ヨーロッパ競馬もそろそろフィナーレ、デビュー戦で競った同士が引退レースで再開する、そんな仕組んでも仕組みきれないドラマがそこにあります。