きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ジェンティルドンナがメジロラモーヌ、スティルインラブ、そして一昨年のアパパネに続き史上4頭目の偉業に挑みます。負けるシーンが想像できないほどの傑出した馬でも、思わぬことが起きるのが競馬ですから絶対視は禁物ですが、三冠達成の確率はかなり高いんだろうなと思っています。

昨日は全姉ドナウブルーが府中牝馬Sで3着と残念でしたが、この姉妹のお母さんドナブリーニは本当に凄いです。イギリスでG1チェヴァリーパークSなどを4勝した一流馬で、今年9歳とまだ若い繁殖牝馬ですから期待も高まります。ジェンティルドンナのすぐ下がネオユニヴァース、1歳がゼンノロブロイでともに牡馬に出ています。当歳は姉たちと同様にディープインパクトの牝馬ですね。

それにしても馬主のサンデーレーシングの勢いが止まりません。昨年はオルフェーヴルで三冠+有馬記念、今年もオルフェーヴル、ルーラーシップで海外重賞を2勝、ダート路線ではヴァーミリアンの弟ソリタリーキングが砂王に君臨した兄の跡目を継ぐ構えを見せています。3歳牡馬はワールドエースが休養に入ってしまいましたが、ダービー馬ディープブリランテ、同2着フェノーメノと層の厚さは断然といった印象です。2歳勢もコディーノが既に札幌2歳Sを勝っていますね。

さて秋のG1シリーズ、サンデーレーシングの独走が続くのか、個人馬主さんの奮起が見られるのか、いろいろな意味で楽しみが膨らみます。

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