きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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あす行われる香港国際競走の話題をお届けしています。ジャガーメイルは今回で4回目のヴァーズ出走になります。3、4、4着と安定した走りで国際レイティングも高い評価で、近年ではもっとも名の売れた日本馬かもしれません。

しかし相当に層の分厚い相手関係になりました。先手を取るのは昨年の英オークス馬ダンシングレインかな?フォア賞でオルフェーヴルの1馬身差2着メアンドレはフランス古馬陣を代表する実力派ですね。昨年、メルボルンCとこのレースを連覇したデュナデンは今回は調子一息のようにも思えますが侮れない存在です。

アガ・カーン殿下のバイリル、スタウト調教師のシームーン、日本でもおなじみのジョシュアツリーなど伏兵も多士済々、馬券的にはどこからでもいけそうな組み合わせですね。このメンバー相手に好走できるようだとジャガーメイルの評価もグーンと上がることでしょう。

さて、香港Cは同日に行われる4G1の中でも、もっとも賞金が高く香港を代表するビッグイベントです。日本馬の参戦がないのは残念ですが、さすがに好メンバーです。シリュスデゼーグルはフランケルに続く世界No.2。今年は薬物疑惑で失格(スノーフェアリー同様に屈腱炎治療薬が体内に残留したままレースに出たケアレスミスでしょう)、せん馬ゆえ凱旋門賞には出られず仕舞い、とチグハグな1年でしたが、ここは鬱憤を晴らすのでしょうね。(と思ったら直前に出走取消、どこまでも不運な1年でした)

となると昨年の覇者カルフォルニアメモリーが浮上します。仏ダービー馬サオノア、スミヨン騎乗のジオフラ、女王陛下のカールトンハウスまで差はなさそうに見えます。今年がダイヤモンドジュビリー(即位60周年)だった女王、記念すべき年を愛馬が締めくくるのでしょうか。

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