きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今日の阪神ジュベナイルフィリーズ、粒揃いのメンバーです。大外枠を引いてしまったアユサンですが、常にメンバー最速の上がり、どんな末脚を繰り出すのでしょうか。

父がディープインパクトで母父がストームキャットの血統。ちょっと注目されているニックス配合ですね。ディープ産駒が小柄に出がちなのに対して、ストームキャットはムキムキの筋肉に恵まれた大型馬が多く、アメリカ血統らしく完成度の早さでも一級品です。

これまでも母父にストームキャットを持つサラブレッドは、メイショウボーラー、ファレノプシス、ロードカナロアのG1馬、グラスワールド、ショウナンマイティ、レッドスパーダなどの重賞勝ち馬を輩出、いずれ劣らぬ雄大な馬格を誇っています。ディープインパクトとの相性も素晴らしく、アユサンはこの2走を494キロで走っています。同期のキズナ、インパラトールも500キロ前後あります。ディープの弱みを補って余りある配合になっていますね。

前走アルテミスSで大外を猛烈に追い上げながら、ゴールでコレクターアイテムに突き放され気味だったのが、ちょっと気になったりしますが、曽祖母からドイツ血統の恩恵を受け奥深さもありそうです。ディープ×ストームキャットの先行きを見定める上でも注目しておきたい1頭です。

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