きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今日は川崎競馬場でダート2歳チャンピオン決定戦、交流G1全日本2歳優駿1600mが行われます。

出馬表を眺めて目に付くのは、いずれも地方勢からタイムパラドックス産駒の3頭出しですね。インサイドザパークは6戦4勝2着2回の連対パーフェクト、重賞の鎌倉記念と平和賞を勝ち上がっての挑戦です。ソルテもハイセイコー記念勝ちが鮮やかでした。ここが10戦目とキャリア豊富なオグリタイムは北海道をホームに5勝の勝ち頭まで成長してきました。

タイムパラドックスはなにげに地味な存在に映りますが、無事是名馬を絵に描いたような良い味を出していました。50戦16勝、JCBクラシック連覇、ジャパンCダート、帝王賞などG1を5勝しているのは、もちろん立派なのですが、強敵相手のG1戦線で41度も掲示板を確保しています。

生涯獲得賞金は10億円にちょっと足りないのですが、ダート戦戦ではヴァーミリアンに続く歴代2位の実績です。カネヒキリや最近ではスマートファルコンもかないません。世間の注目以上の評価が必要な馬だと思います。

さて、今年も中央勢の壁は厚いようですが、いぶし銀のようなタイムパラドックス産駒たち、父のように長く丈夫に走ってほしいと期待しています。

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