きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今さらですが、有馬記念は中山2500mで争われます。カテゴリーでいえば長めの中長距離ということになります。もちろん一定の持久力や底力が要求されるのですが、コーナーを6回も回る関係上、立ち回りの巧さも重要です。

コーナーを回るたびに巧みにギアチェンジができてライバルたちに一歩先んじる、そんなイメージでしょうか。ジョッキーの操縦という側面もあるのでしょうが、これはかなり先天的な資質だと思います。

その意味でルルーシュに注目しています。前走アルゼンチン共和国杯はコーナー4回の東京2500mでしたが、2分30秒を切ったのは立派でこの馬の良さが光ったレースでした。夏のOP札幌日経賞はコーナー6回の2600mでしたが、ここも天性の素質を開花させてレコード勝ちしています。

ちなみに父ゼンノロブロイは04年の有馬記念を日本レコードとなる2分29秒5で完勝しています。小回りのコーナリングの巧みさは父譲りなのでしょうか。

有馬記念56回の歴史で、まだ勝っていない16番枠を引きました。これまで12頭が16番枠から発進して0-0-0-12の実績です。09年のフォゲッタブルが4着が最良の結果ですね。ま、でも連敗が永遠に続くようなこともないでしょうから、横山典弘ジョッキーの乾坤一擲の騎乗に期待しましょう。

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