きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

言い方が悪くて申し訳ないのですが、ちょっと“敗者復活戦”みたいなムードもある今年のきさらぎ賞です。

暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sを戦ったグループから、3着コティリオン、4着ウインバリアシオンなどが出走します。13着に大敗したマーベラスカイザーは正月明けのシンザン記念にも出走して6着と順位を上げています。このグループからは2着のオルフェーヴル、8着のギリギリヒーローも出てきます。

このギリギリに前走の500万下平場で追い負けたコティリオン、ディープ産駒で人気するでしょうが、どうなんでしょう?母ジェミードレスは滅多に掲示板を外さず堅実に駆け続けた馬、その弟タスカータソルテも4歳になって素質を開花させ、中京記念と札幌記念を勝っています。これからゆっくりと成長していくんでしょうね。

デイリー杯2歳S3着以来のメイショウナルトはどうなんでしょう?2歳女王レーヴディソールが鮮烈な末脚を披露したレースですが、時計も立派で彼女にとって去年のベストパフォーマンスだった?

2着のアドマイヤサガスはその後がチグハグな感じですが、7着に沈んだグランプリボスは京王杯2歳S、朝日杯を連勝して、2歳牡馬チャンピオンの座を不動のものにしました。牡馬、牝馬ともにこのレースからチャンプが出ています。昨年の2歳戦のベストレースだった可能性が高いと思います。

有馬、宝塚のダブルグランプリ馬ドリームジャーニーの全弟オルフェーヴルは兄が必ずしも得意ではなかった京都コース適性に前走で一応の合格点をもらいました。菊花賞、春の天皇賞連覇など5-3-1-0と京都が大好きだった母父メジロマックイーンの血が騒いでくれると頼もしいのですが。

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