きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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首都圏での馬券発売が再開され、来週は皐月賞を迎えます。先週の桜花賞に続いてクラシック戦線全開ですね。

海の向こうでも4月になって、いよいよ始動という感じです。ケンタッキーダービーの大本命アンクルモーが今季緒戦を落とし、アメリカはちょっと混沌としてきたようです。

ヨーロッパはきょう、ニューベリー競馬場で行なわれるグリーナムS(G3、7ハロン)にフランケルが出走してきます。昨年4戦4勝の2歳チャンピオンで2000ギニーの大本命です。ブックメーカーは、おおむね単勝1.3倍くらいの評価で、ここは単なる通過点くらいに考えているのでしょうか。

対抗人気がミドルパークS(G1)で2着したストロングスーツ。といってもデューハーストSでフランケルにまるで歯が立たなかったドリームアヘッドに9馬身差の2着では評価が微妙です。他馬は20倍以上で大穴の域を出ない扱いになっています。フランケルの2000ギニーへの壮行レースになるんでしょうか。

ニューベリーでは来月中旬にロッキンジSが開かれます。古馬のマイルG1戦線の開幕戦みたいなレースですが、ヨーロッパに転厩したオーストラリアの英雄ソーユーシンクが注目の北半球デビューを予定しているそうです。この馬、凱旋門賞をめざしてやって来たと思っていたんですが、エイダン・オブライエン師は本気でマイルに向かうのでしょうか。

オブライエン厩舎はこのレースにやる気満々でケープブランコ、ジャンヴェルメールといった一流馬もエントリーリストに名前が見えます。

マイルの女王ゴルディコヴァや彼女を破ったマクフィなどに勝るとも劣らない実績を誇るカンフォードクリフス、彼もこのレースから今季を出発させる意向のようです。

ちなみに彼のブルドメアーサイヤーはマルジュ、先日の桜花賞を勝ったマルセリーナと同じということになります。今後もさらに熱い注目を浴びる血統なのでしょうね。競馬の世界は世界中がずっと繋がっているのだと思います。

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