きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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菊花賞を勝ったビッグウィークの父バゴはこの世代が最初の産駒ですから、いきなりクラシックホースを輩出したことになります。他に桜花賞2着のオウケンサクラを出しており、南関東のショウリュウも2歳時のハイセイコー記念で後のジャパンダートダービー馬マグニフィカを破りました。

コンスタントとはいえませんが、それなりに“大物”を送り込んでいるのは立派です。3頭に共通しているのは、逃げて持ち味を発揮するところ。たった3頭の例ですから、たまたまなのでしょうが、気性的なものが影響しているのかもしれません。気分良く先行すると“大物食い”をやってのける、そんな傾向が見てとれます。

バゴはご存じのように凱旋門賞を制した堂々の一流馬です。その父ナシュワンは英二冠馬で、もう1頭の代表産駒スウェインはキングジョージを2度勝っています。とても軽快な血とは思えないのですが、バゴがデビュー6連勝、スウェイン5連勝と仕上がりは早く、そこから一段の成長があると大物に育つ血なのでしょう。ビッグウィークは多分そういうタイプなのでしょうね。コンスタントに走るタイプじゃないでしょうが、天皇賞・春とかで注目してみたいと思っています。

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