きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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サドラーズウェルズが亡くなったそうです。30歳ということです。G1馬だけで60頭以上といいますから、とても数え切れません。後継としてモンジュー、ガリレオ、ハイシャパラルなどが現在もトップクラスの活躍を続けており、世界でもっとも影響力を持つ種牡馬といえるでしょう。

これだけの馬が日本では活躍馬を出せなかったのは不思議です。日本と欧州では、そもそも競馬が違うのだと思うしかありません。そいう意味では世界の広さを教えてくれた馬でもありました。それでも孫の代ではオペラハウス産駒のメイショウサムソンを出し、影響力の片鱗は見せたといえるかもしれません。

母の父としては、ダービー馬フサイチコンコルド、凱旋門賞でモンジューと死闘を演じたエルコンドルパサー、天覧競馬となった天皇賞で感動させてくれたヘヴンリーロマンス、強くて個性的な馬たちをたくさん送りこんでくれました。昨年のダービー、凱旋門賞を勝ったワークフォースもそうです。これからも影響力は衰えるどころから、ますます勢いを増していくのでしょうね。

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