きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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天皇賞、いかがでしたか。有力馬に距離実績がないとか、ペースメーカー不在だとか、見えにくいところの多いレースだとは思っていましたが、ちょっと驚きの結果になりました。

でも終わってみれば、ヴィクトワールピサこそいませんでしたが、昨年の皐月賞の2、3着馬が上位を占めました。あの皐月賞のレベルが相当に高かったということでしょうか。

1着のヴィクトワールピサはその後、有馬記念、中山記念、ドバイワールドCと連戦連勝。3着のエイシンフラッシュはダービーを制覇、4着のローズキングダムがダービー、菊花賞を2着してジャパンCでG1奪取に成功しています。そのとき2着だったヒルノダムールが勝つのも不思議はない?

皐月賞組を中心に回ってきた1年と言えるかもしれません。でも、これからはどうなんでしょうか。8着ペルーサ、11着ローズキングダム、13着トゥザグローリー、惨敗したと言っていい彼らですが、これで勝負付けが済んだとは思っていないでしょう。“最強世代”にふさわしい激闘が続いていくのだと思います。

話は変わりますが、トウカイトリックにはビックリでした。6年連続で天皇賞は皆勤、もう9歳という高齢馬ですが、それで掲示板に食い込むのですから立派なものです。現役では3000m以上の長距離レースを一番たくさん走っている馬だと思いますが、“距離適性”というものは確かにあるんですね。

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