きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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ダービー父子制覇に挑む5頭のディープインパクト産駒、初年度からこれだけ頭数が揃うのはサンデーサイレンス以上かも。とはいえサンデーはタヤスツヨシ、ジュニュインで初ダービーのワンツゥーフィニッシュを決めています。偉大な血のドラマは継承されるのでしょうか。

今年のクラシックは海外の名血・名牝の子供が走る傾向が顕著です。先日のオークスを勝ったエリンコートの母エリンバードは伊1000ギニーを制すなど伊仏で活躍した馬でした。桜花賞のマルセリーナは仏G1勝ちのマルバイユの娘です。

ディープのダービー1番槍はトーセンラーでどうでしょうか。母プリンセスオリビアは24戦3勝と平凡な成績でしたが、繁殖に入ってフラワーアレイを出し、彼はG1トラヴァースSを勝ち、BCクラシックで2着しています。その後、社台ファームに85万ドルで買われ輸入されましたが、日本での初仔ブルーミングアレー(父シンボリクリスエス)が、4-4--1-2となかなかの好成績でオープン入りを果たしています。

トーセンラーはオリビア姫の日本での二番仔ですが、リファール経由が2本、サドラーズウェルズ経由が1本のノーザンダンサークロスを受け継いでいます。スピードと切れ味が強化されたイメージでしょうか。

姉ブルーミングアレー、2歳の全弟スピルバーグも含めて長い目で楽しめそうなオリビア姫一族ですね。

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