きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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明日のメイン安田記念に出走の香港馬サムザップが日本で活躍したシンコウキング産駒ということで話題ですが、昨日の英オークスでシンコウキングの姪が勝利しました。

彼は英ダービー馬ドクターデヴィアスの半弟という良血馬です。その彼の半妹の娘がエプソムオークス馬に輝いたわけです。血は走ると言われますが、長い目でみればその通りですね。姪の名はダンシングレイン、《雨に唄えば》というジーン・ケリーの名曲がありましたが、彼女の場合は《雨に踊れば》といったところでしょうか。

血は走るという意味では2着のワンダーオブワンダーズもそう。彼女の母はガリレオの半妹という紛れもない良血です。ダンシングレイン、ワンダーオブワンダーズともにG1どころか重賞レースの出走経験もありませんでした。英1000ギニー馬ブルーバンティング4着、愛1000ギニー馬ミスティフォーミー5着を倒しての快走でした。

さて、安田記念ですが、牝馬(アパパネ)も強そうだし、海外馬(ビューティーフラッシュ、サムザップ)も侮れません。それでは“強い4歳世代”はどうなんでしょうか?

リディルは2歳時には素質を高評価されていた馬です。骨折で1年3ヶ月を棒に振りましたが、徐々に回復軌道に乗ってきました。母エリモピクシーはマイルは重賞級で非常に手堅い馬でした。その全姉エリモシックはエリザベス女王杯の勝ち馬です。良血にして“最強世代”の底力を見せてくれないものでしょうか。

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