きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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イギリスの競馬新聞『レーシングポスト』電子版が天皇賞のレース展望を掲載しています。

本命はどうやらブエナビスタということらしいです。冒頭の写真は昨年のオークスのゴール前でブリーダーズCに登録のレッドディザイアに勝ったじゃないか、ドバイシーマクラシックでダーレミと接戦したじゃないか、宝塚記念で凱旋門賞2着のナカヤマフェスタの2着じゃないか、と欧米の人には分かりやすい論理を述べています。

われわれが欧米のレースを考える場合もそうなのですが、どうしても物差しがほしくなります。そういう意味ではブエナビスタは欧米の人にも分かりやすい。やはり海外遠征はしてみるものです。馬が行き来することで情報が行き来します。日本競馬への理解が深まることで交流がさらに進みます。交流が進めば競馬が面白くなるに違いありません。面白ければ馬券も売れるでしょう。国際化って単純にこういうことなのかもしれません。

さて、物差しという意味ではナカヤマフェスタの存在が非常に大きく、宝塚記念組の評価が高くなっています。ブエナビスタの対抗格としてアーネストリーが。ジャガーメイルは香港ヴァーズの実績(3着、4着)に加え、ダグラス・ホワイト騎手が魅力に映っているようです。だって他馬が調教師、騎手の順で紹介されているのに、この馬はホワイト騎手が先にきている、逆にブエナのスミヨン騎手は1行も紹介されていません。欧米のジャーナリズムの雰囲気が伝わるようです。

日本流にいえば△は、東京6勝と巧者のシンゲン、やはり東京コースで強い勝ち方をし2000-03-3勝のペルーサ、それに毎日王冠の覇者アリゼオが上げられています。

青い目の予想もファンの見立てもそう変わりはない?何かのご参考になればと思います。

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