きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

あすの新潟6R新馬戦(芝1400m)にケージーハヤブサが出走します。父ファスリエフは今年の新種牡馬ですが、新馬と未勝利で1勝ずつを上げ好調なスタートを切っています。その父ヌレイエフ、母父ミスタープロスペクターと快速の血を集め、自身5戦5勝と仕上がりの早さとスピードを証明しました。

馬名の《ハヤブサ》は鳥に由来するものでしょうか。《速い翼》が語源と言われ、ハヤブサのように翔けるなどと目にも留まらぬスピードを形容する語句も伝えられています。父ファスリエフだけでも十分にハヤブサ級なのですが、母系もなかなか優秀でスピード豊かな血統構成です。

曽祖母にメイプルジンスキーというニジンスキー産駒がいます。彼女は競走馬としてアラバマS、モンマスオークスなどG1を勝ち、母としてニューヨーク牝馬三冠のスカイビューティを産みました。彼女の半弟ディジュールは快速血統ダンチヒを父に迎え、ヨーロッパでスプリントG1を3勝するなど大活躍しています。文句なしに《ハヤブサ》級の快速母系といえそうです。

母父ダンスインザダークということですが、結果的にノーザンダンサーのクロスを深め、ミスタープロスペクターも母系に存在していることから父ファスリエフの良さを補強する血統構成になっているようです。文字どおり新潟の空をハヤブサのように翔けてください。

×