きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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週中、名古屋競馬所属の宮下瞳騎手が引退記者会見を行いました。女性騎手としては史上最高の626勝を上げた第一人者でした。最近は韓国に主戦場を移した国際派ジョッキーでもありました。残念ですが、オメデタということであれば仕方がありません。お疲れさまでした。おめでとうございます。

さて、海の向こうでも女性騎手が頑張っています。ヨーク競馬場で行われたスプリントG1のナッソーSではマーゴットディドという牝馬に騎乗したヘイリー・ターナー騎手が見事に勝利を収めました。

ターナー騎手は先月のG1ジュライCもドリームアヘッドで制し、もう女性騎手という呼び方は似合いません。単に騎手と呼ぶべきでしょう。

今月はじめアスコットで行われた世界の超一流ジョッキーが競うシャーガーCには日本から武豊騎手が参戦しましたが、彼女は6年連続でイギリス代表に選ばられています。この場合、女性というアドバンテージが多少働くのでしょうが、こんな人、他にいません。抜きん出た実力があるからこそでしょう。

女性騎手という存在はある意味では競馬がスポーツであることのバロメーターかもしれません。ギャンブルではなくスポーツであればあるほど出番が増えます。乗馬競技なんて普通に女性騎手が活躍しています。その意味では学ばねばならないことが多いような気がします。

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