きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.8.30

ようこそいらっしゃいませ。

ホーリックスが亡くなったそうです。28歳だったそうです。彼女がジャパンCを勝ったのは1989年ですから22年前になります。最後まで何かと2の縁に結ばれたエピソードに彩られた馬でした。

1989-11-26日の第9回ジャパンCは、イギリスから来たイブンベイが2ハロン目から11秒台を連発する猛烈なハイラップを刻みました。前崩れ必至と誰もが思ったのですが、直線で抜け出してきたのは、好位3番手を進んだホーリックスでした。

直後を追走していたオグリキャップがジリジリと差を詰めますが、ホーリックスの頑張りは並大抵ではなくようやくアタマ差まで詰め寄ったところがゴールでした。黒い帽子の2枠の2頭がワンツゥーで走破タイムが2分22秒2、まさに2尽くしのジャパンCだったのを昨日のように覚えています。

2歳年下のオグリキャップが去年先に亡くなって今度は彼女が。でも、関係者の皆さんに愛されながら、サラブレッドとしては長寿をまっとうしたのは良かったです。

オグリキャップは残念ながら父系を伸ばせませんでしたが、ホーリックスは繁殖牝馬としても極めて優秀でブリューがメルボルンCを制し母子2代のG1制覇を達成しました。その全姉バブルはアヴォンデイルギニー(G2)に優勝しています。競走馬として目立った成績がなかったラテは母としてオーストラリアンダービーなどG1を2勝したフィウミシノを輩出、ラテの娘ステラアルトワは重賞3勝のタスカーを出すなど着々と母系の裾野を広げているのは嬉しい限りです。いつか子孫がジャパンCに来てくれるのを待ちましょう。