きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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秋の中山開幕の今週、フランスでは凱旋門賞トラアイルデーです。本番と同距離同コースの3歳限定G2ニエル賞にナカヤマナイト、古馬G2フォア賞にナカヤマフェスタ、ヒルノダムールと3頭の日本馬が威風堂々と参戦します。

日本馬の姿はないのですが牝馬G1のヴェルメイユ賞、マイルG1のムーランドロンシャン賞も同日に行われます。日本でいうと神戸新聞杯と毎日王冠、エリザベス女王杯に加えて、マイルチャンピオンシップまで1日でやってしまうようなことです。ファンにとってはたまらない1日ですね。

さて、フォア賞には牝馬のサラフィナが出走してきます。牡馬相手のサンクルー大賞を勝ち凱旋門賞の前売りでは並みいる強豪を抑えて1番人気に支持されているほどの馬です。昨年の凱旋門賞ではナカヤマフェスタに続く3着でしたが、四角で大きな不利をこうむっており参考外、というよりあれがなければと誰もが思う立派な内容でした。

本当に久々になるナカヤマフェスタ、海外では評価の低い3200mの天皇賞を勝ったヒルノダムール、向こうのメディアもファンも日本馬評価に戸惑いがちです。この一戦で実力のほどを見定めるのでしょうね。

ナカヤマフェスタは相変わらず気の悪さを見せていて、調教も思うに任せないところがあるようです。でも調子の良いときほどその傾向が強いようで、むしろ本来のフェスタに戻ってきたということでしょうか。経験豊富な二ノ宮敬宇調教師の手腕を信じましょう。ぜひ海の向こうで中山開幕の祝砲を打ち上げてください。

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